この度ウェブ解析士に合格いたしましたー!
そんな僕も初回の試験は合格点から2点足りずに、結果は不合格でした….。
ウェブ解析士の試験結果は受験後、画面にすぐ表示されるのですが、しばらく放心状態になったのを覚えています…。学習期間は短いものの、ある程度学習して自信もあったため、もうめちゃくちゃショックでした。
そんな僕が、2回目の受験で合格できた学習方法と対策を解説していきます。
ぜひ最後までお読みください。
ウェブ解析士ってなに?
デジタルマーケティングの知識・スキルを習得するための基盤となるのが「ウェブ解析」です。
ウェブ解析について「体系的に学べる環境」や「スキルの評価基準」を設け、必要な能力や知識を身に着けられる資格が<ウェブ解析士>であり、約48,000名が受講した「実務に役立つ」実践資格です。
僕自身もブログ運営やWebライターとして活動する中、数字を分析することで、結果を可視化できるようになりました。合格するまでは、本業との両立で学習時間の確保や慣れない専門用語のオンパレードで正直大変でしたが、資格を持っていることで信頼をいただけることが増えて、あの時がんばってよかったと実感しています!
ウェブ解析士の試験について
ここでは、ウェブ解析士の階級や受験費用など、どのような試験なのかを案内します。
ウェブ解析士の階級について
ウェブ解析士には、以下の3つの階級があり、今回、僕が受験したのがウェブ解析士です。
ウェブ解析士 | デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材になるため、アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを読み取り、正しい判断ができるスキルを習得する。 |
上級ウェブ解析士 | 用語理解や知識習得がメインのウェブ解析士とは異なり、ウェブ解析士協会にたいしてコンサルティングをおこない、KPI設定や戦略立案のほか実践的な提案・コンサルティングスキルを習得する |
ウェブ解析士マスター | ウェブ解析士の育成やウェブ解析を社内や業界で広める役割を担うため、企業研修等の講師に必要となる教育・指導スキルを習得する |
ウェブ解析士の受験方法について
インターネットに繋がったパソコンがあれば、自宅など好きな場所で試験をおこなうことができます。試験は60分60問で、1問につき4択問題となっており、合否は試験修了直後に表示されます。非公式ではありますが、試験の合格ラインは100点満点中70点と言われております。
公式テキストを見ながら試験ができるため、勉強はそこそこで余裕だと考えて受験する方もいるようですが、とんでもないです!60分60問の試験、つまり1分で1問を解く必要があり、かなりのスピードが求められます。試験本番で公式テキストを見ながら問題を解くと正直時間が足りません!
しっかり学習時間を確保して試験対策をおこない、試験当日はあくまで保険程度に公式テキストを使う方法が適切です。
また、パソコンでの試験合格後、2週間以内に認定レポートを提出する必要があります。Googleアナリティクスを利用し、取得したデータを解析してレポートを作成します。提出したレポートが合格すると、晴れてウェブ解析士として認定されます。
ウェブ解析士の取得までの費用について
ウェブ解析士認定試験の受講費は以下のとおりです。
初めて受講費を見た時、正直「うわぁ、高いなぁ〜。」という印象でした。上記以外に、学習に必需品である公式テキスト:4,400円(税込)や、任意ではありますが試験対策である認定講座:11,000円(税込)があります。もし、1回目が不合格となった場合の再試験:12,100円(税込)があります。
また、ウェブ解析士試験合格後にはGoogleアナリティクスを利用したレポート作成があり、こちらに合格することで晴れてウェブ解析士として認定されます。
ウェブ解析士協会がおこなっているGoogleアナリティクス講座(UA):33,000円(税込)を受講すると、レポートの提出が免除されます。しかし、ウェブ解析士レポートの作成方法を解説している記事もあり、初心者の方でも時間をかければ作成できるため、受講するかどうかは以下の記事を見ていただいて判断してみてください。
ウェブ解析士の合格率と学習時間について
2021年4月〜12月の統計で合格率:54%になり、受講者の約半分は試験に落ちている計算となります。
資格取得までの学習時間の目安として、以下のとおりです。
・ウェブ業界経験者:1ヶ月~1ヶ月半分:(学習時間:15~30時間)
・ウェブ業界未経験者:2ヶ月~4ヶ月(学習時間:40~60時間)
僕はウェブ業界未経験でありながら、1ヶ月半ほどの学習でなんとか合格となりましたが、本当に大変でした…。これから受講される方は、しっかり時間を確保して、試験対策をおこなって臨んでください!
最初の失敗で見直したウェブ解析士認定までの学習方法
1回目の受験で不合格となった僕は、何がいけなかったのだろうか振り返りをおこない、学習方法を見直すことで合格することができました!1回目の受験では、公式問題集を何度も読み返して受験に挑みましたが、本番の試験問題を見た時に、「何だコレは!」としばらく放心状態となりました…。
というのも、公式問題集で出題されている問題よりもはるかに難しい問題ばかりで理解できない状況でした。公式問題集は、ウェブ解析士を理解するための入門書としては最適ではありますが、試験対策となると不十分な気がします。
ここでは合格するまでにおこなった方法について解説していきます。
公式テキストは読み込まない
一般的に試験対策として、公式テキストを何度も読み込んだりする方が多いと思います。しかし、公式テキストのページ数は400ページ以上もあり、正直繰り返し読むのはめちゃくちゃ大変です。
また、試験にも一切出てこない内容も含まれているため、正直時間がもったいないです。それではどうやって対策するのかというと、公式問題集を繰り返し読み込むことです。
公式問題集だけでは不十分だと伝えましたが、400ページ以上もある公式テキストから試験範囲を絞った学習には効果的です!公式問題集で出題されている問題は、本番の試験問題でも出題されている範囲が含まれていることが多いです。
実際の試験問題と違っていても、解答には問題に対する解説がしっかりと記載されているため、解説を読むだけでも試験対策になります。初めは問題が理解できず解答が分からない場合でも、繰り返し公式問題集の解説を読み込み、理解するようにしましょう!
用語を理解する
ウェブ解析士の公式テキストに並んでいる用語は、専門用語ばかりで理解するだけでも大変です。試験問題にも専門用語が頻繁しており、問題の意味を理解するまでに時間がかかってしまいます。
そんな時、こちらのサイトにある用語集がとても助かりました!
各章ごとの専門用語が記載されていて、公式テキストや公式問題集を見返しする時に非常に効果的で、試験対策には欠かせないサイトです!専門用語を制することで、試験問題を制すると言っても過言ではないと思います。事前にしっかり理解して、合格をグッと近づけましょう!
オンデマンドのウェブ解析士認定講座を受講する
ウェブ解析士の試験対策として、ウェブ解析士認定講座があります。おもに講師の方がZoom等で指導していただく講座がありますが、僕が受講したのは、オンデマンドの認定講座になります。
通常、講師の方が指導する認定講座は、約5時間の試験対策講座をしていただけますが、まとまった時間を確保できない方も多いはず。オンデマンドの場合、好きな時間、好きな場所で動画や資料を見ることができる講座です。
また、オンデマンド講座はmoodle(ムードル)というシステムを使って学習をおこないますが、本番の試験問題も同じシステムを利用しています。試験問題は1問1分で解答する必要があり、なるべく問題を解くことに集中したいため、事前に操作に慣れておくことで不安が解消されます。
あとで読み返したい問題にはフラッグを付けることで、すぐに該当の問題へ移動することができますが、こちらも本番のシステムとまったく同じです。また、オンデマンドの模擬テストの内容は、本番の試験問題と同じだったり、少し設問を変えているだけだったりしました。
実際の試験と同じ時間配分でシミュレーションすることで、合格への近道になります!
まとめ
ネットなどの情報では、公式テキストも持ち込みできるため、「そこそこ学習すれば問題ない。」と考えている人が多いようですが、決して甘くはありません!余裕を持った学習時間としっかりとした対策をとっておかないと、痛い目を見ます…。
取得するまでにとても苦労しましたが、ブログ運営でもデータを取得したり、副業でもキーワード検索をしたりして、必要最低限のウェブ解析やマーケティングの知識を持ち合わせることで、説明にも説得力を増すことができるようになり、取得してホントによかったです!!
僕の記事を読んで、少しでもウェブ解析士に興味を待った方がいれば嬉しいです。